石鹸を辞めて一番の収穫は肌の乾燥がなくなったこと

毎日診察室で、患者さんと話をするのが私の仕事ですが、8畳ほどのドアも窓も閉め切った診察室に私と患者さん、そして看護師の3人がこもることになります。このような状況で、医師の私が汗の匂いや体臭を発散していたら、患者さんにとっては、拷問のようなもので、大迷惑でしょう。そのため、もしも、診察室に入ってきたときに、ニオイがしたり空気がよどんでいる場合は、ドアを開け放つようにお願いしてありますが、いまのところ、その必要はないようです。理由は、脱・シャンプーと同じです。です。体表温度は34~35度。34~35度の体表へ皮脂も汗も出てきたのですから、同じくらいの温度の「ぬるま水」をかけてやればほとんどは流れおちます。ます。また、皮脂は、ニオイの元となる過酸化脂質などに変わると、ますますぬるま水で洗い流しやすくなります。私が脱・せっけんをするようになって、いちばんの収穫は、肌の乾燥がなくなったことです。カサついていた肌は、ほとんどの部分が、1か月たつかたたないかのうちに、なめらかで、すべすべになりました。もっとも乾燥がひどかったお腹、腰、すねも、3か月後にはガサガサやチクチク、かゆみなどはいっさいなくなりました。以来、冬でさえ、肌の乾きを覚えたことはありません。ふつうに生活している分には、せっけんで洗わなければならないほどの汚れなど、からだにはつきません。せっけんを使う意味も、必要もないのです。げんに、私はこの7年間、ワイシャツの襟などがとくに汚れるというわけでもなくなんの不都合も感じていないどころか、肌の乾燥から解放され、入浴時間は大幅に短縮され、ニオイや汚れもなく、シンプルで、清潔で、快適至極の日々をすごしています。脱・シャンプーを始めたあなた、脱・せっけんにも挑戦してみませんか?お年寄りから、からだがかゆくてしかたがないと、よく相談されます。このような症状は、老人性乾皮症といいます。
皮膚はみずから潤い成分をつくりだしています。これを「自家保湿因子」といいます。ところが、自家保湿因子は加齢とともに減少してきて、それにともない、バリア機能も低下し、バリア機能が低下すれば、肌は乾燥します。
肌が乾燥すると、目には見えないような小さなひび割れができるため、肌に異物が侵入しやすくなります。肌はそれを排除しようと、炎症を起こします。炎症が起きると、肌はかゆくなる、つまりは、これが老人性乾皮症なのです。